インタビュー

さらに絆を強めながらどこまでも「お客様のため」を目指して常に新しい挑戦を続け、新たな一歩を歩み続けるKMS。  そこに込めた思いを代表取締役の北見雄一が語ります。

家族のような会社があっていいじゃないか!私は機会があるごとに社員にそう話をしています。世の中には理想と現実のギャップはあるでしょう。私もそれはわかっているつもりです。しかし、すべてを安易に「それは理想だから」と諦めてしまいたくはありません。会社の在り方もそうだと思うのです。家族のような会社・・・これはただの理想でしょうか。

現在、社員の平均年齢は30歳。職場には若さと元気があふれています。未熟な部分も当然ありますが、素直で吸収が早いため、どんどん成長していってくれています。

そんな若い社員がもっと伸びるようにと考えたのが、カーレースへの参戦。トヨタ自動車のスポーツカー、86(ハチロク)が集まってサーキットを走るレースに参加するチームを作りました。

レース当日には社員の奥さんや子どもたちも加わり、みんなが大きな声を出して応援します。このカーレースをきっかけに、連帯感が生まれ、会社に家族のような強い繋がりが生まれています。

今、振り返ればKMSは理想と現実とのギャップを埋めることに挑戦してきた会社だったと思います。

KMSは自動車の金型を作る土台となるモールドベースの生産を行っています。自動車製品を量産する金型は、ミリ単位の誤差も生じないように精密につくられています。よって、非常に高度な技術が必要になるため、金型づくりは技を持つ職人の世界の仕事でした。そのため、お客様よりも職人の都合を優先するような事態も頻繁に起こっていました。仕事はお客様があっての世界。お客様を第一に考えるのが、本来の姿であるはずなのに。

私が目指したのは、どこまでもお客様を大事にするという理想を現実にすること。そこで取り組んだのが、金型づくりの素人でもたった2週間で一人前の仕事ができるような仕組みづくりでした。これまで暗黙知だったベテラン職人の経験や技を可視化し、若手でも同等レベルの仕事ができるシステムを開発したのです。

幸い、KMSは業界の後発企業だったため、職人技術をシステム化していくことに違和感を持つ文化や伝統はありませんでした。業界の中には、金型づくりは経験豊富な職人しかできないという常識があったため、それを覆していくには相当の勇気は必要でしたが・・・

さらなる生産性の向上を追求するために、業務オペレーションの改革にも着手しました。これまで1人の職人が担っていた業務を工程ごとに細かく分解し、あえて複数名で完結させるフローに変更。これによって、各工程でのミスが減ることはもちろんのこと、同時に得意分野ごとに異なる特性の機械を稼働させたことで、スピードと品質の大幅な向上を実現しました。

当然、そのためにかかったコストは膨大でした。しかし、このような〝業界の非常識〟に挑戦することで他社の5倍から10倍のスピードで納品できるビジネスモデルを構築することができたのです。そして、現在は投資した以上の利益を出せる生産ラインが稼働しています。

かつて平成不況やリーマンショックといった経済的な打撃を産業界が受ける中で、多くの企業がモノづくりの現場をコストの低い海外に移し、産業の空洞化が生れました。これは金型産業においても同じでした。それぞれの企業が思案の中で出した結論ですから部外者の私が何かを言うのはおこがましいことです。けれど私には残念でなりませんでした。本当にこれでいいのかという理想と現実との葛藤がその時にも起こりました。そして真剣に考え、実行に移したのが自社工場の建設だったのです。

2005年には自社工場を完成させました。2008年には第二工場、2016年の6月からは第三工場が稼働しています。今後も微力ではありますが、日本のモノづくりを元気にすることができればと思っています。

自社工場をつくることは創業当時からの悲願でした。せっかくお客様から仕事をいただいても当時は自社工場がないために外部の工場に委託せざるを得なかったのです。加工を引き受けてくれる業者がいなければ、お客様の期待に応えることができません。当時は本当に悔しい思いをしました。利益を出せない以上にわざわざ仕事を出してくれる恩に報えないことが辛かったのです。恩には誠意で応えていく。これも理想論に聞こえるかも知れませんが私はそこにこだわっています。そしてそこに日本のモノづくりの素晴らしさがあるように思います。

これからも、KMSはたくさんの理想を現実にしていきたいと願っています。そして、そのためにチャレンジを続けていきます。

インタビュー

さらに絆を強めながらどこまでも「お客様のため」を目指して常に新しい挑戦を続け、新たな一歩を歩み続けるKMS。  そこに込めた思いを代表取締役の北見雄一が語ります。

  • 志。どこまでもお客様のために意志を貫く。
  • 和。お客様の満足を最優先で考える。
  • 力。結果を出してこそ心が伝わる。

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